楽器ごとのうまくなるためのポイントを解説
大人になってから、何か楽器の演奏が出来るといいなぁと漠然と考える人は多いのではないでしょうか?ここでは、大まかに分類した楽器ごとの、うまくなるためのポイントを考えていきたいと思います。
木管楽器
音の出る仕組みが異なるフルートとクラリネット
木管楽器の主なものには、フルート、クラリネット、サクソフォン、オーボエなどがあります。
同じ木管楽器と言っても、例えばフルートとクラリネットでは音の出る原理が異なります。フルートは、吹き口の孔の角に細く息をあてて、空気の振動を起こして音を出しますが、クラリネットやサクソフォンなどはマウスピースに口を付けて、そこについているリードを震わせることによって、音が出る仕組みとなっています。
音を出す部分の形状が異なるため、その楽器に合った音の出し方を知るのが重要です。
金管楽器
唇の振動から音を出す楽器
金管楽器には、トロンボーンやホルン、チューバなどがあります。どれも、唇の振動がマウスピースから伝わって音になります。
まずはマウスピースで吹き方の練習をする必要がありますが、ポイントとしては、唇をマウスピースの中央に寄せる力が必要なことと、いかに力を抜いてリラックスするかが吹き方のポイントと言えるようです。
弦楽器
バイオリンは時間が必要
弦楽器には、ギターやバイオリンなどがありますが、ここでは人気のバイオリンに注目してみます。
バイオリンはその構え方に特徴がありますが、楽器の持ち方によってほぼ音が決定してしまうと言うプロもいます。また、弓の持ち方や音の出し方は、分かるようになるまで時間がかかるようです。経験によって、弓のどこを使うと良いのか、どのように指を押さえたら良いのかなど分かるようになっていくことが大切なようです。
打楽器
身体のリラックスがポイント
打楽器には、ドラム、マリンバ、ティンパニなどがあります。どの打楽器も、リラックスした姿勢で演奏することが大切で、脱力ができているかどうか、クセを持っていないか、体が勝手に無駄な動きをしてしまうことがないかなどが重要なようです。
自身の身体全体を使って奏でる楽器のため、知らず知らずの内に、身体が反る、腰が浮く、すぐ手が疲れるなど、身体のクセが上達のジャマをしてしまうケースも多いようです。いかにリラックスして、素直に練習出来るかということもポイントになるでしょうか。
鍵盤楽器
ポピュラーなピアノは、教則本や動画も充実
代表的なものはやはりピアノでしょう。子供の頃に習ったことのある人も多い楽器ですね。
ピアノは、練習用の曲を使う方法が一般的で、レベルによって練習曲がどんどん高度なものになっていくという流れになっています。
レッスンを受けずに練習したい場合、もっとも簡単な方法としては、ウェブ上の動画や教則DVDなどを活用してみることも一助でしょう。映像であれば、視覚的に学べることで理解も進みそうです。
まとめ
どんな楽器も、その音を聞いて耳を育てることが大切なそうです。耳が育って良い音を聞き分けることができるようになると、上達につながるからです。また、最初からハッキリとしたイメージを持っている人の上達は早いそうです。始めるきっかけはいろいろだと思いますが、目標を定めて取り組んでいくと、より音楽が楽しめるかも知れませんね。